( ^ω^)ブーン達は街に生きるようです
5 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 22:44:17.95 ID:+N7thagh0
( ・∀・ )「やぁ、どうもモララーです」

( ・∀・ )「今回の主役はブーン君。彼は異世界に飛ばされましたね」

( ・∀・ )「今回はその続きになっています」

( ・∀・ )「ではどうぞ」

7 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 22:47:42.63 ID:+N7thagh0
第9話 『霧の街のブーン』


(;゚ω゚)「うわあああああああああああああ!!!11!!!」

扉が消えた・・・

それは、この世界に閉じ込められたということだ

あてもなく歩くが、どこまでいっても廃墟と霧しか見えない

(;゚ω゚)「人が見えないお!!!助けてくれお!!」

(;゚ω゚)「・・・おっおっおっ・・・」

どれくらい経ったのかわからないが、少なくともブーンの感覚では相当な時が流れていた

( ´ω`)「なんで腹が減らないんだお・・・。精神を壊そうとしているのかお・・・」

不思議と腹も空かない

9 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 22:51:20.01 ID:+N7thagh0
( ;ω;)「もう・・・だめなのかお・・・」

( ;ω;)「おっおっおっ・・・」

(;´ω`)「きっとこれは・・・罰なんだお・・・」

( ´ω`)「調べた罰・・・秘密を調べた罰・・・」(ガクッ)

ブーンは膝をつく

もういいや、目を閉じよう・・・何も見えない方がマシだ・・・ブーンは思う

( ´ω`)「・・・目を閉じれば、億千の星・・・」

(チカッ)

(;-ω- )「うおっ!!まぶしっ!!!1」

12 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 22:53:13.09 ID:+N7thagh0
(;´ω- )「なっ、なんだお・・・」

( ´ω`)「今なんか光ったような・・・」

(チカッ、チカッ)

距離はわからないが、遠くから導くような光が点滅

(;^ω^)「や、やっぱりそうだお!行ってみるお!!」

ブーンは駆け出す。靴が脱げても、足の爪にヒビが入ろうとも。

希望の光かどうかはわからないが、・・・

⊂二二二(;^ω^)二⊃ブーーーーン

・・・
・・


13 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 22:55:59.66 ID:+N7thagh0
( ;^ω^)「ハァハァ・・・まだかお・・・」



「もう着いているよ」



( ;^ω^)「だっ、誰だお!?」

14 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 22:58:44.12 ID:+N7thagh0
驚きもあるが、それ以上に・・・他にも人がいたことに喜びを感じていた

( ・∀・ )「やぁブーン君、初めまして。僕はモララーといいます」

( ;^ω^)「よろしくだお・・・って、なんで僕の名前を知っているんだお!?」

( ・∀・ )「何故かって?それは僕が白ウサギだからだよ」

( ^ω^)「ウサギ?」

( ・∀・ )「そう、白ウサギ。君の・・・そして、この街の(後は見物者の)ね」

( ^ω^)「意味がわからんお・・・」

( ・∀・ )「君には知らなくていいことさ・・・いいから僕についておいで。帰してあげるよ、地上にね」

( ^ω^)「マジかお!!!!わかったおwwwwwwwww」

17 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:01:13.26 ID:+N7thagh0
二人は歩く・・・道無き道を
( ^ω^)「ところでモララーさん」

( ・∀・ )「なんだい?」

( ^ω^)「あなたはいつから、ここにいるんだお?」

( ・∀・ )「う〜ん・・・けっこう前・・・20年くらい前から、かな」

( ^ω^)「さみしくなかったのかお?」

( ・∀・ )「全然。喋る相手もいるし」

( ^ω^)「それはだれだお?」

( ・∀・ )「噂好きなチェシャ猫と、無口な帽子屋」

20 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:03:59.85 ID:+N7thagh0
( ^ω^)「・・・彼らはどこにいるんだお?」

( ・∀・ )「さあね。チェシャ猫は気ままだし、帽子屋は・・・審判者だしね」

( ^ω^)「審判者?」

( ・∀・ )「うん。簡単に言えば善人は助ける、悪人は消すって考える人。まぁ時々、度が過ぎる罰を与えちゃうんだけどね」

( ;^ω^)「僕も・・・その審判者に連れてこられたのかお?」

( ・∀・ )「違うよ。君は・・・」

( ;^ω^)「よかったお」

22 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:06:34.76 ID:+N7thagh0
( ・∀・ )「君には知って欲しかったんだ。この街の謎をね」

( ・∀・ )「他にも調べている人はいるんだけど・・・審判者は厳しくてね」

( ・∀・ )「本を書いた者は消され、もう一人・・・君の友達はどこかに行ってしまった」

モララーは驚きの一言を放つ

(;゚ω゚)「ハァ!!!!????何しているんだお!!!!」

( ・∀・ ;)「ツバ飛んでるよ・・・汚いなぁもう。落ち着いてくれ」

( ;^ω^)「・・・正直スマンカッタ(きっとドクオかショボンだお)」

( ・∀・ )「いえいえ・・・。君の友達は、僕にも知らない所なんだ」

( ;^ω^)「そうなんかお・・・」

( ・∀・ )「うん・・・あっ、そろそろ着くころかな」

23 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:09:08.38 ID:+N7thagh0
モララーが指差す方向・・・そこには扉があった

( ・∀・ )「さぁ着いたよ。ここが出口だ」

( ^ω^)「うはwwwwありがとうだお!!!!」

( ・∀・ )「あぁでもね、帰るには僕のだすなぞなぞに答えなきゃダメだよ」

( ;^ω^)「mjd?」

( ・∀・ )「うん。僕はタダで善行をしてやるほど優しくない。じゃあいくよ・・・」

( ・∀・ )「『ハンプティ・ダンプティが 塀の上 ハンプティ・ダンプティが 落っこちた 王様の馬みんなと 王様の家来みんなでも ハンプティを元には 戻せない』」

( ・∀・ )b「さて、このハンプティはなんなのでしょう?答えるチャンスは二回だよ」

26 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:12:13.16 ID:+N7thagh0
( ・∀・ )(みんなも一緒に考えてみよう)

( ^ω^)「それは卵だお。ハンプティは卵か、卵みたいなピザデブだと聞いたお」

( ・∀・ )「ブッブー、ハズレだよ。今回は、卵じゃない」

( ;^ω^)「マジかお!?じゃあ・・・」

ブーンはしばしの間考える・・・

( ;^ω^)「わからんお・・・」

( ・∀・ )「・・・じゃあ、ちょっとだけヒント。ここでは止まっていて、普通は止まらないもの。そして、もう戻ってはこないものだよ」

( ;^ω^)「う〜んう〜んう〜ん・・・」

( ・∀・;)「・・・まだ?」

29 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:14:21.29 ID:+N7thagh0
( ^ω^)「アッー!わかったお!」


( ^ω^)「答えは『時間』だお!モララーさんの言うハンプティは時間なんだお!」


( ^ω^)「だから王様達がいくら頑張っても戻せないんだお!」


( ・∀・ )「ハハハ・・・正解だよ」


( *^ω^)「やったおーwwwwwwww」

ブーンは正解した・・・

それと同時に、扉は開く

34 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:17:50.94 ID:+N7thagh0
(ガチャリ・・・ギィィィィィィ)

扉の先から光が漏れる

( ・∀・ )「さぁ開いたよ。これで君は帰れる」

( ^ω^)「モララーさん、ありがとうだお!」

( ・∀・ )「あっ、そうだ・・・ついでといっちゃ難だけど・・・」

( ・∀・ )「僕の母さんを探して欲しいんだ。チェシャ猫は探してくれないし、帽子屋は仕事で忙しいしね」

( ^ω^)「ならモララーさんも一緒に探すお」

( ・∀・ )「それはできない。僕はここから出られないんだ。だから・・・」

( ^ω^)「じゃあ、把握したお」

( ・∀・ )「・・・ありがとう」

35 名前: ◆ERGS03OiNo :2006/08/20(日) 23:20:02.21 ID:+N7thagh0
ブーンは扉を通り、外へ出る。その先にはキレイなお昼時の青空が見えた。

しかも、自分の家が見える。間違い無く、VIP街だ。

( ^ω^)「僕の家の前かお・・・」

(ガチャ)

( ^ω^)「ただいまだお〜」

川;^ω^)「ホライゾンちゃん!」

( ^ω^)「ごめんお、オカーチャン・・・」

( ;ω;)「本当に・・・帰ってきたんだお・・・」

内藤ホライゾン・・・ブーン、帰還

第9話 終



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