(#゚;;-゚)でぃがヒマワリをさがしているようです
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:01:14.52 ID:O6eimVGT0
とちゅう、なんども きのえだに ひっかかって でぃはころびました。

なにもないところで バタリとたおれたりもしました。

それでもヨロヨロとあるくと、まちについたころには あさひがのぼっていました。

あたたかくなってきました。

「しぬのが いちにち のびたかな」

でぃは、そんなことをかんがえました。

あさで にんげんがすくないまちをあるいて、かんばんのしたで からだをまるめました。

よるがくれば、きょうもゆきがふることでしょう。

いたみもなく、つらいともおもわず しにたいとかんがえていました。

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:03:18.97 ID:O6eimVGT0
ひのでのたいようが、いろをあかからしろにかえるころ、にんげんがふえてきました。

がっこうへいくこどもたちが、たくさんみちをあるきます。

スーツをきた おとなたちが、はやあしで となりをすぎていきます。

しょうてんがいのおみせは、かいてんのじゅんびに おわれていました。

でぃはめをつむると、あらためて からだをまるめました。

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:05:23.26 ID:O6eimVGT0
たいようがのぼりました。

からだが ホカホカと あたたまってきました。

ひるになったからでしょうか、しょうてんがいには また ひとがあふれました。

かいものかごをもった しゅふたちが たくさんいます。

こどもたちは がっこうなのでいませんでした。

おとなばかりが、でぃにはめもくれず あるいていました。

あたたかさに みをまかせ、あらためて からだをまるめました。

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:07:25.56 ID:O6eimVGT0
たいようは まだ うえで ギラギラとかがやいていました。

ふと となりにあるペットショップで いぬのなきごえがしました。

けんかをしているようです。

でぃはみみをふさぐと、あらためて からだをまるめました。

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:09:30.64 ID:O6eimVGT0
たいようが すこし ひくくなってきたころ、がっこうがえりの こどもたちが たくさんきました。

みんなでそろって かえっているようです。

ねていたでぃをおこすと、ひげをひっぱったり、たかいところから おとして あそんでいきました。

すっかりめがさめてしまいました。

ためいきをつくと、あらためて からだをまるめました。

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:11:34.83 ID:O6eimVGT0
たいようがあかくなると、しょうてんがいは、いちばん にぎやかな じかんになりました。

にんげんのこえや、あしおとがひびきました。

これではゆっくりとねれません、でぃは ペットショップの うらがわにいきました。

すこし しずかな ばしょで、あらためて からだをまるめました。

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:13:38.66 ID:O6eimVGT0
たいようがおちて、しろい こなが うえからおちてきました。

いっきに さむくなりました。

それに どこかあんしんした じぶんがいました。

でぃは、しろい いきを はきました。

「さむいね、しぃ」

あらためてからだをまるめました。

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:15:43.34 ID:O6eimVGT0
「やだやだ、こんなのやだー」

ききなれたこえに、でぃは つい はんのうしてしまいました。

ペットショップから おおきなこえが きこえてきます。

まどにヒョイとジャンプすると、なかのようすをみました。

「ミケがいいの、こんなのやだ」

「でもね、ミケはもう にげちゃったから」

「ミケがいいの、ミケがいいの」

じぶんをたすけてくれた こどもが、ペットショップのなかで ないていました。

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:17:46.57 ID:O6eimVGT0
「ふふ」

でぃは わらっているじぶんに きづきました。

「わたしがいないと、ほんとうに ダメなんだから」

まどから とびおりると、ペットショップのまえに あるいて いきました。

そして こどもにむかって、こえをだしました。

「どうしたの」

こどもはでぃをみると、あふれんばかりの えみを うかべました。

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/22(火) 20:19:51.58 ID:O6eimVGT0
「ミケ」

「おまたせ」

「ミケだよ、おかあさん、ミケがかえってきたよ」

こどもは でぃのつめたいからだを やさしくだきしめると、すぐにマフラーでくるんでやりました。

でぃはそのあたたかさを かみしめると、しぃとおなじ えがおをみせる こどもにいいました。

「ただいま」


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