( ^ω^)の乳首が取れてしまったようです
- 3 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:11:09.16 ID:2+WlhI4N0
- 第1話:「桃色の片乳首」
人間にとって、一番大事なものって、なんだかわかるかい?
恋人? 違うね。
親友? 違うね。
家族? 違うね。
性欲? 惜しいね。
正解は、「好奇心」さ。
- 5 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:12:42.94 ID:2+WlhI4N0
- 僕たち人間は、その有り余る好奇心により大いに発展してきた。
それは火起こしに始まり、狩り、稲作、オナニー、
少し時代を飛ばして機械の発明、宇宙への旅、そしてIT技術・・・。
こんな具合に、好奇心は、人類を発達・進化させてきた。
そして、今日もこの地球上では、好奇心旺盛な一人の若者により
新たな発見がなされていた。
これは、そんな若者の、好奇心のお話。(嘘)
- 6 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:13:16.29 ID:2+WlhI4N0
- 身を裂くような凍てついた風が吹く、師走の深夜。
ブーンの部屋には、まだ明かりがともっていた。
その部屋の中は、外の寒さとは関係なく、暖房であたたかい。
そんな人工的な暖かさの中で、彼は、新たな行為に没頭していた。
- 7 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:13:53.65 ID:2+WlhI4N0
- ( ^ω^)「はぁぁぁんwwwwwwらめぇwwwwwwwwww」
ブーンは、すっぽんぽんで乳首をいじっていた。
( ^ω^)「乳首ぃwwwwwwwいいのぉwwwwwww」
ブーンは、右手の人差し指で右乳首を、光速でいじっている。
光速に達するなんて不可能だといった物理学者がいたけれど、
そんなのうそだ。
だって、ブーンの右手人差し指の動きは、今、光速を越えているもの。
ブーンの全身が汗まみれなのは、きっと暖房のせいだけではない。
- 9 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:14:26.51 ID:2+WlhI4N0
- ( ^ω^)「気持ちEEEEEEEwwwwwww
乳首でオナニー、略してオナビーは最高だお!」
そうである。
ブーンこと内藤ホライズンは、その有り余る好奇心と性欲から
乳首だけをいじり続けるというオナニーの方法
「オナビー」を発見したのだ!
- 10 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:15:05.56 ID:2+WlhI4N0
- ( ^ω^)「もう・・・・・・・らめぇ・・・・・・・・。」
右乳首がジンジンしてきた。
やがて、全身の感覚がなくなったかと思うと、
右乳首を中心に、快楽の波が押し寄せてくる。
( ^ω^)「ひゃうううううううん!!!!!」
こうして、ブーンはオーガズムに達した。
- 12 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:15:42.55 ID:2+WlhI4N0
- ( ^ω^)「おっおっお!
まだだお、まだ終わらんお!」
彼の研究の結果、オーガズムの後、更に乳首をいじり続けると、
オーガズムの境地である
「エークスタスィー(梵語で『解脱』を意味するかもしれない)」に達するはずであった。
ブーンは、オーガズムにより失神寸前だった。
しかし、それでも彼は乳首をいじり続けた。
いじって、いじって、いじり続けた。
そのときだった。
ブーンの右手人差し指に、抵抗がなくなった。
- 13 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:16:23.96 ID:2+WlhI4N0
- (;^ω^)「お?」
ブーンは、恐る恐る乳首を見た。
( ゚ω゚)「なんじゃこりゃあああああああああああああああ!!1」
なんということでしょう。
本来そこにあるはずの右乳首が、すっぽりと抜け落ちているではありませんか。
- 14 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:17:00.08 ID:2+WlhI4N0
- ブーンの乳首のあった場所は、今は丸い空洞になっている。
その空洞は、ずべてを飲み込んでしまうかのように、深く、そして暗い。
そんな深淵を見つめながら、
ブーンは、床に転がった自分の右乳首を拾い上げた。
- 16 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:17:57.17 ID:2+WlhI4N0
- (^ω^)「ヘイ、親父! つまみ1つ!」
( ^ω^)「はいよ! お待ち!」
(^ω^)「わー、おいしそうですね。
これは何ですか?」
( ^ω^)「乳首です。」
(^ω^)「うめぇwww」
( ゚ω゚)「って、人のネタ、パクっている場合じゃないお!」
ブーンは、口に含んだ乳首を吐き出して、
両膝と手のひらを地面に付けて、うなだれた。
いま、彼は絶望の淵に立たされているのだ!
- 19 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:18:46.57 ID:2+WlhI4N0
- ( ;ω;)「どうするお?
このままじゃ、僕には『片乳首のブーン』なんていう通り名がついてしまうお。」
( ^ω^)「あ、それもカッコいいお!
とりあえず、左の乳首でオナビーしてから考えるお!」
こうして、絶望の深淵からあっさり立ち直ったブーンは
再びのオナビーを開始した。
( ゚ω゚)「なんじゃこりゃあああああああああああああああ!!1」
そして、やっぱり左乳首も取れてしまった。
- 22 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:20:26.49 ID:2+WlhI4N0
- ( ;ω;)「どうするお?
このまま、両方の乳首が無いままだと、
社会人になったとき、年上のドSな女上司に
『この書類の漢字、また間違っているわよ!
今日はホテルで特別残業よ!!』
なんて言われて、
ホテルで、女上司から
『うふふ。内藤君ったら、こんなに乳首硬くしちゃて!
こんな悪い乳首は、ぺろぺろしちゃうわよw』
されちゃうなんていう、すばらしき世界を体験できないお!」
- 23 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:21:01.77 ID:2+WlhI4N0
- ( ^ω^)「でもまあ、アロンアルファでくっつければいいお!」
ブーンは、両乳首を机の上に置くと
二階の自分の部屋から、一階へとアロンアルファを取りに行った。
そんな主のいなくなった部屋を、1つの影がのぞいていた。
|゚)「・・・・・・・・・。」
- 25 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:22:00.07 ID:2+WlhI4N0
- ( ^ω^)「も〜もい〜ろの片ちく〜び、と〜れちゃっ〜た♪
ま〜じまじ〜と、み〜つめて〜る♪」
( ^ω^)「あ、僕は、両乳首がないんだお!
う〜ん、まいっちんぐ♪」
ブーンは、「桃色の片思い」を歌いながら部屋に戻ってきた。
( ^ω^)「おとなしく待っていたかお? 僕の乳首ちゃんたち?」
( ゚ω゚)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
机の上に、ブーンの乳首ちゃんたちはいなかった。
- 27 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:23:57.05 ID:2+WlhI4N0
- (;゚ω゚)「これはミステリーだお!
僕の頭の中にいる『あの人』を呼ばなければいけないお!」
江戸川「よう、ゲン太! 呼んだか?」
( ^ω^)「アガサ博士! 僕の乳首がなくなっちゃったんだお!」
江戸川「バーローwwwww
俺はアガサ博士じゃねぇ!
真実は、いつも1つ!」
( ^ω^)「でも、乳首はふたつだお?」
江戸川「あちゃー。」
( ^ω^)「あちゃー、じゃないおwwwwww
どうにかしてくれお!」
江戸川「乳首は、いつもふたつ!」
( ^ω^)「でも、今の僕の乳首はゼロだお?」
江戸川「う〜ん、まいっちんぐ♪」
(;^ω^)「ちょwwwww人のネタパクるなおwwwwww」
そんなこんなで、ブーンの脳内会議は朝まで続いた。
- 29 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:24:41.26 ID:2+WlhI4N0
- (;^ω^)「お、いつの間にか寝ていたお。」
そう言いつつ、ブーンは恐る恐る自分の乳を見た。
( ;ω;)「やっぱり無いお・・・・。」
昨日の出来事は、やはり夢ではなかったのだ。
「夢であったなら・・・」
そんて、ありふれた歌の歌詞みたいな淡い期待ははずれ、
ブーンはしばし、うなだれた。
- 31 名前:78 ◆pP.8LqKfPo :2006/08/19(土) 20:25:15.66 ID:2+WlhI4N0
- そんな中、ふと時計を見ると、学校に行く時間を10分過ぎていた。
( ゚ω゚)「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」
急いで学生服を着ると、ブーンは食パンを咥えて家を飛び出した。
師走の外の風は、身を裂くように、冷たかった。
第1話 完
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