( ^ω^)ブーンが武道大会に出場するようです
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:06:07.38 ID:xJP33Cu+0
ここは二人が泊まっていた宿屋。
ブーンは死んだように眠りこけていた。
あのあと主催者側の配慮により、決勝戦は明日正午開催となった。
理由としては、ブーンがボロボロになってしまってとても闘える状況じゃないことと、観客が全て引いてしまったことである。
それを聞いて安心したブーンは、あの準決勝のあとすぐに眠ってしまったのだった。

(´・ω・`) (それにしても良くやったよブーン)
      (こりゃ、決勝が楽しみだな!)

よだれを垂らして寝ているブーンの横でウズウズするショボンだった。


101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:06:23.29 ID:xJP33Cu+0
(´・ω・`) 「………ハッ!!」

うとうとしてつい眠りいってしまったショボン。
目を覚ますとそこにはブーンはいませんでした。

(´・ω・`) 「あれ?ブーン…?」

すると一通の置手紙を発見。
そこにはこう書かれていました。


102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:07:00.56 ID:xJP33Cu+0
( ^ω^) 「いろいろありがとうだお。気持ち良さそうに寝ているからそっとしておくお。飯に行ってくるお」

ブーンらしい文字で紙切れにそう書かれていた。
安心したショボンは水を一杯飲んでブーンの下に向かった。

(´・ω・`) 「やあ」

( ^ω^) 「あ、おはようだおショボン。先にやってるおw」

(´・ω・`) 「もう体はいいのかい?」

( ^ω^) 「この通りだお。⊂二二二( ^ω^)二⊃ぶーーん」

(´・ω・`) 「よかった。昨日眠ってるときはこのまま起きないんじゃないかと思ったよ」

( ^ω^) 「心配かけてすまなかったおw」

(´・ω・`) 「いいっていいって」

ふたりはなかよく朝食を取りました。



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:07:30.19 ID:xJP33Cu+0
さていよいよ決勝戦です。
ふたりは決勝会場に向かいながら決勝戦について話してました。

( ^ω^) 「ショボンとお手合わせできるのはうれしいおww」

(´・ω・`) 「そうだね。言っとくけど手加減はしないよ?」

( ^ω^) 「当たり前だおwあ、でも…」

(´・ω・`) 「ん?どうしたの?」

( ^ω^) 「もしショボンが優勝したら「ヴィポアール」どーするお?くれるのかお?」

(´・ω・`) 「さあね〜、どうしよっかな〜。あれ売って大金持ちってのもいいよねぇ〜」

( ^ω^) 「ちょwwwwおまっwwwww」

(´・ω・`) 「はははっ!だいじょぶだよ、ブーンにあげるよ」

( ^ω^) 「ホントかお?よかったおww」

のんきな話をしながら二人は武道会場に着いた。


104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:08:18.49 ID:xJP33Cu+0
武道会場に着くとふたりは意外な事を聞かされる。
ドクオのことだ。
ドクオは未だに眠っている状態になっていると言う。
これを聞いてブーンは

( ^ω^) 「ちょっとやりすぎたかお…?でもこれでやつもおとなしくしてるから平和だお」

(´・ω・`) 「ん〜、まあね。でも命に別状はないから大丈夫だろう」

( ^ω^) 「そうだおそうだおwwさっ武舞台に行くお、試合始まるお」

(´・ω・`) 「うん」

( ^ω^) 「⊂二二二( ^ω^)二⊃ぶーーん」

(´・ω・`) 「あぁ!まってよー!」

二人は武舞台へと向かった…。


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:08:50.88 ID:xJP33Cu+0
ワーッ!!ワーっ!
会場は割れんばかりの超満員だった。
二人が登場するとその完成はさらにヒートアップ。
これを受けブーンは少し緊張してしまった。

(;^ω^) 「人大杉www緊張するおww」

(´・ω・`) 「ブーン!さっきも言ったけど真剣勝負だからな!」

(;^ω^) 「当たりまらかひたくぁw背drftgyふじこlp;」

(´・ω・`) 「だめだこりゃw」

いよいよ最終対決が始まる!!



107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:18:48.22 ID:xJP33Cu+0
( ^ω^) 「うりゃ!せりゃ!」
(´・ω・`) 「ほっ!、よっ!」

ブーンが蹴りを加えるとショボンは軽い身のこなしでスッとよける。

(´・ω・`) 「んっ!、ととっ!」

ブーンの鍛え抜かれた足から放たれる蹴りは空を切りショボンに向けられた。
ショボンもこの蹴りの速さを見切り紙一重で避けていく。

( ^ω^) 「うはっwww全然あたらねえwwww」
(´・ω・`) 「甘いよブーン!ほいっ!」

ブーンの蹴りを受け止め脚を掴むショボン。
( ^ω^) !!
(´・ω・`) 「うおぉりゃっ!」

ブンッッ!!とブーンを放り投げるショボン。

( ^ω^) 「ととっ、あぶないお」

空中で体制を整え、うまく着地するブーン。
そのままブーーンでこっちに突っ込んできた。

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:19:13.85 ID:xJP33Cu+0
⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーーン

(´・ω・`) 「なんのっ!」

ヒョッと身をこなしジャンプするショボン。
それに追従するブーン。

( ^ω^) 「逃さないおー!」

今度はショボンが脚を取られる。
そしてそのまま空中から落下しながら、ジャイアントスウィングをかます。

ブンッ!ブンンッ!

( ^ω^) 「これでどうだおー」

(´・ω・`) 「目が回る」

( ^ω^) 「ほりゃっ!」

ショボンをブン投げるブーン。
しかしショボンは空中で一回転、二回転をしながら着地する。

(´・ω・`) 「よいしょっ!」

( ^ω^) 「うはっwwww受身クオリティタカスwwww」

二人はまるでじゃれ合っているようだった。
そのとき二人は同時に修行の日々のことを思い出していた。


109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:20:18.07 ID:xJP33Cu+0
( ^ω^) 「ウォーミングアップはこのくらいにするおw」

(´・ω・`) 「そうだね、そろそろほんきでいこう」

( ^ω^) 「ならこれでも受けてみるおw」

ブーンがぐぐっと体を捻る。

(´・ω・`) 「高速ブーーンだろ?」

( ^ω^) 「ちょっwwもうばれたwwwでもいくお!」

勢い良く地面を蹴りるブーン。


三三三⊂二二二( ^ω^)二⊃ミ 高速ブーーン

ショボンは少し気合を入れ深く構えた。
高速ブーーンを受け止めようと言うのだ。
かわしてしまえばノーダメージのこの技をあえて受け止めようとショボンは勝負を挑んだ。
すぐさまブーンがとっ込んで来る。

( ^ω^) 「食らうおw」
(´・ω・`) 「はぁ!」

ショボンは向かってくるブーンの胸の辺りを両手で押さえ脚を踏ん張った。

(´・ω・`) 「おおぉおっーっ!!」

ズザザザーッ!とそのまま押されていくショボン。

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:20:44.86 ID:xJP33Cu+0
ショボンは押されながらも何とか踏ん張っていた。

(´・ω・`) 「んんんーっ!」
( ^ω^) (ぐぐぐっ、やるお。さすがショボンだお)

押し込まれる中タイミングと気合を見計らってしてショボンはブーンを押しのけた。

(´・ω・`) 「だあっ!」
( ^ω^) 「!!」
(´・ω・`) 「へへw」

ショボンはがんばって押しのけたことの嬉しさをかみ締めた。
ブーンはバックステップで一歩下がる。

( ^ω^) 「ふふ…」

ブーンも笑う。その意味とは…?

( ^ω^) 「そしてここでもう一ちょいくおww」

バックステップと同時に、

三三三⊂二二二( ^ω^)二⊃ミ 高速ブーーン

(´・ω・`) !!

この予想だにしていなかった攻撃はショボンを見事に捕らえた。
ショボンは面白いくらいにふっ飛んでしまった。

( ^ω^) 「やったおwww」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:21:10.44 ID:xJP33Cu+0
(´・ω・`) 「つつつ…、きいたー!」

ショボンは起き上がりながら頭を擦った。
高速ブーンをまともに受けて頭が少しフラフラしていた。

( ^ω^) 「どうだお!ショボン!」

優越感丸出しのブーン。
腰に手を当てえっへんと構えている。

(´・ω・`) 「いやいや、今のは見事だよ。」

( ^ω^) 「そうだおww一回目はフェイクだおww」

(´・ω・`) 「くそー!ブーンに一本取られたなぁー…。」

悔しそうなショボン、嬉しそうなブーン。
そしてショボンが切り出す。

(´・ω・`) 「今度はこっちから行かせてもらうよ!」

( ^ω^) 「かかってくるおww」

ショボンは構えを取ったかと思うと、すぐに構えをやめ自然体の格好になった。

( ^ω^) !!

ブーンは気が付いた!あの技だ!


112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:21:34.32 ID:xJP33Cu+0
ショボンは身を在るがままに委ね集中を始めた。

(´・ω・`) ショボーン

ショボンの気配が消えていく…

( ^ω^) 「うはっwwwでたおww」

ショボンは姿を完全に消した。気配そのものを断っているのだ。

(;^ω^) 「テラヤバスwwww」

(´・ω・`) (よーし、反撃開始!)

ショボンはスーッと動き始めた。
ブーンも微かなショボンの移動音を頼りにショボンを感じ取ろうとしていた。
しかし…、

タタタタッ!

ショボンもまた速い速度で武舞台を走り回っているのでそれは困難を極めた。
そのときブーンにある考えが湧いてきた。

はたして、その考えとは…?


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:21:50.80 ID:xJP33Cu+0
( ^ω^) 「にはは…」
(´・ω・`) (ん?ブーンのやつなんかひらめいたのか?)

怪しく笑うブーンにショボンは気が付いた。

( ^ω^) 「一か八かやってみるおw」
       「いっくおーっ!」

ブーンは体を大きくひねりだした。

(´・ω・`) (まさか!この状態で高速ブーーン?!)

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:22:09.86 ID:xJP33Cu+0
( ^ω^) 「でぇい!」

ブーンは大きく手を広げるとひねった体を逆方向に向けて思いっきりひねった。
爪先立ちをしている。
ブーンは大きく高速で回転を始めた!

⊂二二二(^ω^ )三( ^ω^)二⊃  
高速回転ブーーン

キュイーーンとブーンは高速で回りだした。

(´・ω・`) !!

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:23:13.19 ID:xJP33Cu+0
高速回転をしているブーンがリング上を駆け巡る。

( ^ω^) 「キタコレwww最強www」

ブーンはこれを狙っていた。
こうすればショボンは避けることしかできなくなり攻撃が止まる。
しかもこっちは常に攻撃中でもあるし常に防御でもある。

さぁショボン、これをどう攻略する?

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:23:37.31 ID:xJP33Cu+0
(´・ω・`) (なんだ。そんな技か)

ショボンはがっかりした様子。
どういうことだろう?

( ^ω^) 「ブーーン、はははっwww最強wwwうえっwww」

それに引き換えブーンの笑いは止まらなかった。
しかしこれに対してショボンは冷静に睨みをきかせていた。
そして、ついにショボンが動き出す。

(´・ω・`) 「そりゃっ!」

ショボンはブーンめがけてスライディングをしていき、ブーンに足払いをかけた。

( ^ω^) 「ぎゃっ!」

ブーンは回転しながら地面に叩きつけられた。
さらに、たたきつけた勢いで飛び跳ねたブーンを追い、両手を組んで頭に振り下ろした。

(´・ω・`) 「おしおきだ!」

ゴンッ!
鈍い音とともにブーンは再び地面に叩きつけられた。

(;^ω^) 「ぐぐぐっ…」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02:23:55.56 ID:xJP33Cu+0
(´・ω・`) 「考えが浅いよ。あんなの足を狙えといっているようなもんじゃないか」
(;^ω^) 「そうだったお…。」

殴られた頭を押さえながらブーンは立ち上がる。

( ^ω^) 「おかげですっきりしt

そのときだった!

???「ぎあぁゃーー!」

(´・ω・`)(;^ω^) !!!

人間ではない何か野獣のような叫び声が武舞台の向こうの控え室のほうからしてきた!

???「うがあーっ!…ぅおお、ごごーー!」

(´・ω・`) 「なっ、なんだ!」

二人と観客の注目は一斉にそっちのほうへ向いた。
そして武道大会の建物の天井を壊してそれは姿を現した!

シュッ、タッ!

('A`) 「うがああぁーーっ!」

(´・ω・`)( ^ω^) !!!

ドクオだ!!



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