('A`)ドクオの元に鞄が届いたようです
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 07:10:38.89 ID:DNEORcuLO
- ξ゚听)ξ「ドクオーお茶を淹れて頂戴」
('A`)「マンドクセw自分で煎れろよその位w」
ξ--)ξ「マンドクセw」
(`A')「ちょww」
ツンと暮らす日々は凄く楽しく、仕事の疲れもツンとじゃれあっていれば疲れが取れる
そんな日々が続いた
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 07:22:16.47 ID:DNEORcuLO
- 続いて欲しいと思った
ーもう二度とこの幸せを手放したくなかったー
('A`)「あ、今日俺カァチャンの見舞いに行くけど…ツンも一緒に行くか?」
ξ゚听)ξ「そうね。一度ドクオのお母さんを見てみたいわ。
私も連れて行きなさい」
ツンは特に嫌がる様子も見せずドクオに着いていくと言ってくれた
('A`)「そうか。分かった、ならもう少ししたら出掛けるからな。準備しとけよ」
ξ゚听)ξ「ぉk 把握したわ」
そして何分かたってから二人は家を出てVIP総合病院へと足を運んだ
('A`)「ふぅ…やっぱり外は熱いな」
ξ゚听)ξ「そうね。」
ツンが籠から頭を出してドクオに同意した
(`A')「ちょww出てくんなww見られたらヤバいだろうがww」
ξ゚听)ξ「籠の中熱いのよw仕方ないでしょww」
そうこうしてる内に二人はVIP総合病院に着いた
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 07:41:44.22 ID:DNEORcuLO
- ('A`)「すいません。カァチャンに面接希望です」
VIP総合病院に着いたドクオは中に入り面接許可をとっていた
/,' 3 「やぁドクオ君か。毎日毎日ご苦労様。今日も面接かね?」
('A`)「はいそうです。」
/,' 3 「はい。許可したよ。
早くお母さん目覚めるといいね…」
('A`)「はい…では」
そしてドクオは荒巻と別れた後階段を登りカァチャンが眠る部屋へと足を運んだ
ギキィィー…
扉を開く
いつも見てきた光景なのに慣れない
カァチャンの寝顔
J(´-`)し「……」
('A`)「カァチャン…」
ξ゚听)ξ「この人がドクオのお母様?」
ツンは籠から出て来てドクオに問いかける
('A`)「あぁ。そうだ。」
ξ゚听)ξ「……可哀想…」
('A`)「え?」
ξ゚听)ξ「可哀想…体は生きてるのに魂が迷子になってしまっている…」
('A`)「迷子…」
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 08:06:22.57 ID:DNEORcuLO
- ('A`)「……」
ξ゚听)ξ「……せめてあの子がいれば…」
('A`)「あの子?」
ξ゚听)ξ「えぇ、夢の中を出入り出来る姉妹の一人よ」
('A`)「その子がいればカァチャンの夢の中に入れるって事か」
ξ゚听)ξ「そういう事よ
でもその子が目覚めてないなら……」
暗い表情でドクオを見つめるツン
('A`)「……カァチャン…頑張れよ…頑張ってくれよ…!」
ギュッ!
ドクオはカァチャンの手を強く握り締め祈った
ξ--)ξ「……」
そして面接時間が過ぎ、ドクオとツンは病室を出ていき家へと帰宅した
('A`)「はぁ…疲れた。飯作るかな」
ξ゚听)ξ「私のもお願いね」
('A`)「把握した。カレーでいいよな?」
ξ゚听)ξ「えぇ」
久しいな…俺がカレー作るの…
母の日以来だなぁ
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 08:15:44.96 ID:DNEORcuLO
- ー幼少時ー
('A`)「カァチャン!今日は俺がご飯作るから何もしなくていいよ!!」
この日は母の日だった
俺は日頃疲れている母の為に、今日はカァチャンに休んで貰って俺が晩御飯を作る事に決めた
J('-`)し「お前がかい?危なくないかねぇw」
心配そうな目でドクオを見つめる母
('A`)「大丈夫!カァチャンが作ってる所何回も見て覚えてるから!!」
J('-`)し「ならドクオに頼もうかな。
頼んだよドクオ」
('A`)「任せとけよ!」
そしてドクオは母がいつも作ってくれていたカレーを作る為、危なげなく野菜を切り、切った野菜を鍋に入れ炒めた後水を入れ一時湯がいた後カレールーを入れる
'-`)し「(ぁーあの子ったら野菜炒めすぎだよw)」
影から見守る母
('A`)「んっしょっと!後は隠し味にりんごのすりつぶしを入れたら完成っと!!出来た!!」
'-`)し「(さてと、私もそろそろ食卓に戻らないと…)」
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 08:23:06.34 ID:DNEORcuLO
- ('A`)「カァチャン!ドクオスペシャルカレーの完成だよ!!」
ドクオは出来たカレー皿に入れカァチャンに持ってきた
しかし
('A`)「あっ…!」
ガシャン!!バタッ!!
ドクオは躓(つまず)いてしまい、手に持っていたカレーとともに床へと倒れてしまった
J('-`)し「買hクオ!!大丈夫かい!?」
母はドクオが火傷してないかすぐ様確認する。
('A`)「ツッ…大丈夫だよカァチャン……あ…!…ドクオスペシャルカレーが…」
無残にも床に零れてしまったカレー
(つA;)「っ……」
しかしカァチャンは床に零れたカレーを指でなぞりそのまま口へと運んだ
J('-`)し「ドクオスペシャルカレーだったっけ?凄く美味しいわよ。有難うねドクオ…」
(つA;)「カァチャン…」
懐かしいな…こんな事もあったなぁ…
ドクオは昔の事を思い出しながら、ツンと自分の分のカレーを作っていた
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 08:31:02.80 ID:DNEORcuLO
- ('A`)「(ふふ…あの時俺の零したカレーを指ですくって食べてくれたんだよな…懐かしい…)」
('A`)「ぉ、出来た!」
ドクオは自分の分とツンの分のカレーを食卓に並べ
('A`)「ツーン!晩御飯出来たぞー!」
ξ゚听)ξ「あら意外と早かったわね。」
ツンは見ていたテレビを消してきてテーブルへと歩んできた
('A`)「さぁ、ドクオスペシャルカレーを存分に味わってくれ」
ξ゚听)ξ「ドクオスペシャルカレーwwださっwwwwwネーミングセンスださっwwww」
(`A')「ちょww」
ξ゚听)ξ「だって本当の事だしw」
(`A')「ちょww」
(`A')「ちょww」
(`A')「ちょww」
(`A')「ちょww」
ξ゚听)ξ「あら、このカレー美味しいわね。」
(*`A')「……」
ξ゚听)ξ「って思ったらジャガイモとか焦げててにげぇww」
(`A')「ちょww」
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 08:47:29.58 ID:DNEORcuLO
- ーNのフィールドー
「ふふふ…あの子笑ってる…」
Nのフィールドで不気味に笑う少女
「これからが本当のアリスゲーム
もう、戻れない
誰一人
戻 れ な い」
み ん な ジ ャ ン ク に な っ ち ゃ え ば い い ん だ
壊れて 壊して 壊して 壊れて 壊して 壊して 壊して 壊して 壊して 壊して 壊して 壊して 壊れて 壊れて 壊して 壊して……
全部壊してあげる
私 が 全 部…
(*゚ー゚)「ふふふ…アリスになるのは私…このしぃよ…ふふははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
廻る 廻る
運命が廻る…
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 09:13:49.32 ID:DNEORcuLO
- (*゚ー゚)「ふふふ…私一人でも姉妹達一人一人倒すのは簡単だけど…大変だろうから誰か一人手駒にしないとね…ふふふ…」
(*゚ー゚)「あ!…あの子にしようかしら…ふふふ…」
私達は絶望する為に生まれた………私は絶望何て…要らない…ほかの子達に与えてしまえば良い…アリスになれば絶望から救われる…
そう アリスになりさえすればお父様からの愛をこの体に受けられる
私はお父様だけ居てくれればいいの
私以外をみないでくださいお父様…
私だけを…私だけを見てください
愛してください
私は… ジャンクなんかじゃない…!!
ードクオ家ー
ξ゚听)ξ「……」
('A`)「どうしたツン?」
ドクオはただならぬツンの雰囲気を感じ取りツンに話しかけた
ξ゚听)ξ「いや…何でもないわよ…何でも…」
('A`)「……」
ξ゚听)ξ「(何なの…この不安…この感じは…)」
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