( ^ω^)も日本を守るために戦うようです
- 421 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 00:05:02.01 ID:G6z/shyU0
- ( ´ω`)(・・・・・・・・・・・・)
( ´ω`)(・・・・・・)
( ´ω`)(・・・)
(;゚ω゚)「ハッ!」
( ^ω^)「い、いつの間にか僕も寝てたみたいなんだお」
- 424 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 00:09:53.38 ID:G6z/shyU0
- ξ゚听)ξ「ん・・・む・・・」
( ^ω^)「ツンさん起こしてごめんお」
ξ゚听)ξ「いえ・・・また助けて頂いたようですね・・・」
( ^ω^)「え、ああうん。そうだお」
ξ゚听)ξ「二度も命を救って頂きありがとうございます」
( ^ω^)「当然なんだお!」
ξ゚听)ξ「け、けど内藤さんは基地にいらっしゃる時間だったのでは?」
( ^ω^)「町の方角の空が真っ赤に染まったのを見ていても立ってもいられなくなって助けにいったんだお」
ξ゚听)ξ「私を助けにわざわざ・・・」
( ^ω^)「だって、僕はツンさんの事が」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「あ」
- 425 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 00:15:00.61 ID:G6z/shyU0
- ( ^ω^)(い、いきなりこんな時に僕は何を言ってるんだおwww自分がきめぇwww)
ξ///)ξ「内藤・・・さん・・・」
(;^ω^)「あうあうあう・・・気にしないでっおっおっ」
ξ///)ξ「その・・・私・・・嬉しいです」
(;^ω^)「・・・・・・お?」
ξ///)ξ「二度も助けて頂いて・・・」
(;^ω^)「そっそれは当然だったかおっおっ」
ξ///)ξ「けど、二度目は・・・」
- 427 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 00:18:33.72 ID:G6z/shyU0
- 内藤はかなり混乱していた。
今まで女性とロクにしゃべった事もない内藤にとってツンとの会話は初めての経験。
内藤の中で何かが弾けた。
( ^ω^)「ツンさん・・・僕は」
( ^ω^)「あなたの事が好きなようです・・・お」
(;゚ω゚)「」い、いや好きですおっおっ?
(;゚ω゚)「好きなんです!!」
(;゚ω゚)(ああ、何て情けない告白なのかお・・・)
ξ///)ξ「・・・はい」
(;゚ω゚)「ツンさんも僕の事をっをっをっ」
ξ///)ξ「・・・好きです」
(;゚ω゚)「うっおっおっおっぉおおおおおお!?」
ξ///)ξ「・・・・・・・・・・・・」
- 431 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 00:25:52.49 ID:G6z/shyU0
- その後、しばらく二人はうつむいたり、互いの顔を見て笑ったりした。
そしてそっと口付けをかわした。
防空壕の外ではショボン隊の面々が苦労していたのだが、それを二人が知る由もない。
('A`)「あの内藤がよくもツンさんをねー」
( ゚∀゚) 「良かったなー」
( ><)「二人共幸せそうです><」
( ´∀`)「・・・・・・もうしばらく入り口を通れないようにしておこうかモナ」
('A`)「そうっすねwww」
( ゚∀゚) 「はいよ」
( ><)「ワカンナイです><」
- 433 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 00:36:01.15 ID:G6z/shyU0
- 太陽は今日も昇り、セミが今日もやかましく鳴きはじめた。
昼頃に行われた町の被害確認によると、建物への被害は甚大であるが人名の損傷はほとんど無かった。
不幸中の幸いである。
ツンの親戚も町の防空壕に逃げ込んでおり、ツンを連れて避難する途中ではぐれてしまったという事だった。
ツンに付き添って親戚の方が待つ避難場所まで内藤も付いていったのだが、再会の場面で思わず涙ぐんでしまった。
ξ゚听)ξ「うう・・・ううわあああああああああああん!」
( ^ω^)「家族を失っていなくて本当によかったお・・・・・・」
- 437 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 00:48:31.50 ID:G6z/shyU0
- 時は若干戻る。
朝、太陽が東の空を照らす頃。
基地へと迎撃部隊が戻ってきていた。
一機、二機、三機・・・・・・
( ,,゚Д゚) 「ただいま帰投しました」
( ´_ゝ`)「同じく帰投」
(´<_` )「同じく」
/ ,' 3 「ご苦労だった諸君」
( ,,゚Д゚) 「B29を三機確認しこれに接敵。一機撃墜しました」
( ´_ゝ`)「三機確認しましたが撃墜はできず」
(´<_` )「同じく」
/ ,' 3 「三人共ご苦労であった。解散してよし」
- 442 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 01:05:17.16 ID:G6z/shyU0
- そして、現在昼である。
迎撃に上がったパイロット達は呼び出しを受けていた。
呼び出したのは斎藤中佐であった。
(・∀ ・)「貴様等か!昨夜の空襲で迎撃に上がったというのは」
( ,,゚Д゚) 「そうであります」
( ´_ゝ`)「左様です」
(´<_` )「同じく」
- 444 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 01:07:46.89 ID:G6z/shyU0
- (・∀ ・#)「報告によると貴様等、三機に接敵して一機しか落せなかったようだな?」
( ,,゚Д゚) 「追撃を試みましたが」
(・∀ ・#)「言い訳はいらん!B29も飛行機だ。不可能という事があるか!」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(・∀ ・#)「精神力で落さんか!」
( ,,゚Д゚) 「お言葉で素が中佐」
(・∀ ・)「・・・?」
( ,,゚Д゚) 「飛行機は燃料で飛びます。精神力では飛びません」
- 446 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 01:10:09.32 ID:G6z/shyU0
- (・∀ ・)「何が言いたい?」
( ,,゚Д゚) 「私は生きて帰ってまた出撃し、一機でも多く撃墜する事こそが飛行機搭乗員と心得ています」
(・∀ ・)「・・・・・・・・・命が惜しいのか?」
( ,,゚Д゚) 「いえ、そうではありません、ただ」
(・∀ ・#)「黙れ!どうして体当たりしてでも落さないのか!」
( ´_ゝ`)「・・・・・・」
(´<_` )「・・・・・・」
(・∀ ・#)「不可能を可能にせよ!帝国軍人として潔く行動せよ!」
<丶`∀´>「中佐の仰る通りニダ。一層健闘せよ」
(・∀ ・#)「では、解散。」
( ,,゚Д゚) 「・・・・・・はい」
( ´_ゝ`)(´<_` )「・・・・・・はい」
- 455 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 01:25:55.60 ID:G6z/shyU0
- (・∀ ・#)「まったく軍人として一番大切な精神力を奴等は欠けておる」
<丶`∀´>「仰る通りでございますニダ」
(・∀ ・#)「ニダー少佐!今までこの基地ではどんな方針だったのかね」
<丶`∀´>「そっそれは荒巻少将の指揮でしたので・・・」
- 460 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 01:34:18.40 ID:G6z/shyU0
- (・∀ ・#)「やはり荒巻少将のせいか!」
<丶`∀´>「は、はあ・・・」
(・∀ ・#)「マリアナ海戦で体当たり攻撃を奨励しなかった臆病者め」
<丶`∀´>「・・・・・・」
(・∀ ・#)「本部の意向がなければいつまでも特攻を出さずに命の出し惜しみをしていたに違いない」
(・∀ ・#「国家危急存亡の時に命の出し惜しみなんぞしおって」
<丶`∀´>「仰る通りでございます」
- 462 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 01:37:05.47 ID:G6z/shyU0
- (・∀ ・#)「ニダー少佐。君は私と少将のどちらが正しいと思うかね?」
<丶`∀´>「それは・・・もちろん斎藤中佐かと」
(・∀ ・)「ならば、今後は私につかないかい?」
<丶`∀´>「・・・喜んでつかせて頂きます!」
(・∀ ・)「では、今後も私に協力するように」
<丶`∀´>「畏まりました」
- 465 名前:1 ◆HTpDXvh7jk :2006/08/27(日) 01:40:56.65 ID:G6z/shyU0
- 扉の外では二人の声を聞いた荒巻少将が一人黙っていた。
自分であったニダーに寝返られたばかりか、本部から派遣された人間に基地を仕切られそうなのである。
/ ,' 3 「・・・・・・・・・」
しかし、荒巻少将は静かにその場を離れた。
まるで、自分の役目を心得ているかのように。
戻る | 次へ