( ^ω^)が台風の目に入ったようです
14 名前: ◆dcA562FVRg :2006/08/22(火) 23:32:20.28 ID:RsSFAdRz0
前回までのあらすじ

     ミミ:::::::::::::::::::il   /          ヽ、         .|:::::::::::::::::::::
     ミ::::::::::::::::::::::::ノ  /    ,.-,        ',        ,..,,.l,.-、::::::::::::::
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          l,::::i::::::l.l`''r‐、:::::,.r '' ‐,.ニ-'、''i l´l.l,l::::_::::::::::/:::::::ノ
           ヽl::::::,.ソ' ' ・ '"  ‐'"・ `' - l |.|/ノ´ `ヽノ.ニ.,´    竜の巣だ〜!
          ,.r‐''/:.:.{ 、`ニ /  、ヽ''ニ' ;////        `' ‐、
         / :::::::l:.:.:.:.:l `'' .l   ,.`' ‐ ';i .l / /   ,.       `ヽ、_
        ,. ' :::::::::l:.:.:.l:.:.:.l .l ヽ__, '_,..   /.///  ,.r'     ,,.. -‐'' ´ `ヽ、
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15 名前: ◆dcA562FVRg :2006/08/22(火) 23:32:58.16 ID:RsSFAdRz0
第12話 〜伸るか反るか〜


・僕らは急いで街に向かって走ったんだお。
生暖かい風も徐々に強さを増して、あの時の記憶が蘇る。


(;´・ω・`)「はっ・・・はっ・・・はっ」

(; ^ω^)「はぁはぁはぁ」

ξ;´')ξ「あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・もう・・・ダメ」

(; ^ω^)「ツ、ツン!大丈夫かお?僕の背中におぶさるお!」

ξ;´')ξ「ごめんね・・・アタシ・・・足手まといだね。」

(; ^ω^)「そ、そんなことないお!缶詰見つけたのもツンだお!
僕なんかより全然役に立ってるお!(事実)」



19 名前: ◆dcA562FVRg :2006/08/22(火) 23:34:25.79 ID:RsSFAdRz0

ξ;´ー')ξ「ブーン・・・ありがと。」

ツンが背中におぶさる。

あれ・・・背中にやわらかい感触が・・・・。

(;  ゚ω゚)「!!!!!!!!」


           ‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\
             "‐ニ‐-> "`"'-' \
      ______二)         ヽ
         ̄"'''─-、     ξ゚听)ξ  ヽ
__   ____-─     γ  つ⌒ヽ   ヽ,
   ̄ ̄ ̄ ̄    三  ⊂二二二( ゜ω゜)二⊃ ヽ
  ――=                `J    /      |
        ――         ( ヽ♂        |
    _____          ノ>ノ       !
 ̄ ̄ ̄ ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 レレ         |
                 ヾ./_     _   //
                、ー`、-、ヾ、、,  、, /i/
                 // ./// /
                 /  / / /



(;´・ω・`)「あっ、お〜い待ってくれよ〜」


21 名前: ◆dcA562FVRg :2006/08/22(火) 23:35:35.60 ID:RsSFAdRz0

・僕らが再び街に着いた頃には、周りも暗くなり始めて雷鳴も聞こえてきたんだお。


(;´・ω・`)「よし!とにかくパラシュートの材料になりそうなものは、
片っ端から集めるんだ!」

( ^ω^)「分かったお!」


思ったより、材料は見つけることができた。
ロープ・布・ビニール、使えそうなものは何でも集めた。

ブーンとショボンが材料を集めては、ツンができるだけ隙間のないように繋ぎ合わせて行く。
そして、予想していたよりも遥かに大きいパラシュートが3つ完成した。



22 名前: ◆dcA562FVRg :2006/08/22(火) 23:36:37.67 ID:RsSFAdRz0

ξ゚听)ξ「っし!できたわ!」

(´・ω・`)「どうしても隙間はできちゃうから、できるだけ大きい物を、と思ってたけど
これなら、なんとかなるかもしれない。」

( ^ω^)「助かるんだお!?」

(´・ω・`)「いや・・・。どっちにしてもこの作戦は乱暴なものだ。
むしろ危険のほうが大きいだろう。」

ξ゚听)ξ「竜巻みたいな、台風に飲み込まれるんだものね・・・。」

(´・ω・`)「そう・・・。どっちにしてもタダじゃ済まないと思う。
でも、僕らは一度「死」を受け入れた身だ。開き直って伸るか反るか!だよ。」

( ^ω^)「ブーンは飛べるんだお!」


風も出てきた。いよいよ運命の刻が近づいてきたのだろう。
雷鳴は3人を迎え撃つかのように轟いていた。



23 名前: ◆dcA562FVRg :2006/08/22(火) 23:37:19.98 ID:RsSFAdRz0

ξ゚听)ξ「アンタはもうお帰り。」


                       ))
         (\    。 。     /)
        (_(_(\   ∨    /)_)_)
         (_(_(_\( ゚д゚ )/_)_)_)  「・・・・・・・。」
           (_(_(_( 《 ?》)_)_)_)
         (_(_(_/ 《ii》\_)_)_)
         (_(_/   JJ  \_)_)
        (_/          \_)
      ミ          *     


ξ゚听)ξ「ほら、早く行きなさいよ。アンタまで巻き込まれちゃうわよ。」

( ゚д゚ )「・・・・・・・・バイバイ」

ξ゚ー゚)ξ「台風が消えたら、ちゃんと脱出するのよ?元気でね。」


ミンナアゲハはまた台風の目の中心部に飛んで行った。


第12話 〜完〜




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